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お寺の参拝方法とは?神社との違いも解説
2025.11.04
お寺に関する質問で多いもののひとつに「お寺の参拝方法」があります。
今回はお寺の参拝方法や、神社との違いについてご紹介します。
お寺の参拝方法とは?
お寺に参拝するときに「参拝方法を間違えたら怒られるだろうか」と緊張される方がいらっしゃいます。
基本的に、参拝方法やマナーについてはあまり固く考える必要はありません。
お寺には多くの方が願い事を想って、あるいは静かな祈りの気持ちで訪れますので、そういった方々のことも考えて参拝していただければ特に問題ありません。
ただ、「できれば参拝方法を知って、お寺に足を運びたい」という方も多くいますので、基本的な参拝方法を簡単にお話しいたします。
1.山門(お寺の入り口)の前で合掌、一礼する
2.山門の入り口を踏まないように、お寺(敷地内)に入る
3.手水舎で一礼してから手と口を清める(北海道の寺院にはないところが多いです。)
4.常香炉があればお線香を供える
5.お寺の本堂に到着したら、合掌して一礼→願い事及び祈り→再度一礼する
参拝方法の中で特に迷いやすいのは、手水舎のところです。
手水舎では柄杓に水をくんで手や口を清めます。
このとき、何度も水をくむのではなく、一杯の水で手や口をすべて清めるところがポイントです。
まずは右手に持って左手に水をかけ、反対の手に持ち直して同じようにする。
それから左手に水を注ぎ、その水で口を清めます。
柄杓の直接口をつけてはいけません。
手を清めてからその手に水を注いで、その水を口に含んで口を清めるという流れです。
お寺の参拝方法で迷ってしまうことや不安になってしまうことがあれば、お寺の者に直接尋ねていただければと思います。
お寺と神社の参拝方法の違い
お寺と神社はいわゆる「パワースポット」のように、一緒に紹介されることも珍しくありません。
そのため、参拝方法を混同したり、明確な区別がつかなかったりする方もいらっしゃるようです。
お寺は仏様と一体になる場所で、僧侶が日々祈祷やお勤めに励む場所でもあります。
対して神社は日本の神話に出てくる神々や、土着の神様を祀っている場所です。
お寺と神社では場所としての意味も異なる他、参拝方法にも違いがあります。
お寺の参拝方法で合掌するときは、基本的に音を立てません。
神社を参拝する際は二拝二拍手一拝ですが、拍手の際は音を立てて手を打ち合わせるのが基本です。
この他にも参拝方法にはかなり細かな違いがあります。
なお、神社やお寺に関しては、各神社・お寺によって参拝方法が多少変わってくることがあります。
分からないことがあればお寺や神社の人に尋ねてみてください。
お寺の参拝方法について|最後に
お寺の参拝方法に「自分はできるだろうか」「参拝時に忘れてしまいそうだ」と不安になる必要はありません。
間違えても特に問題ありませんので、まずは参拝してみよう、挑戦してみようと一歩前に踏み出し、少しずつ慣れていこうという気持ちで行うことが大切です。
成田山函館寺のホームページでは、参拝方法以外にも、よくある質問をまとめています。
参拝時の参考になればと思います。ぜひご覧ください。
