函館寺の歴史

なりたさんはこだてべついん かんかんじ
成田山函館別院 函館寺
成田山函館別院 函館寺は、明治16年に大本山成田山新勝寺の御本尊・大聖不動明王のご分霊を勧請し、明治29年に開創されました。昭和9年の函館大火により伽藍の多くを焼失しましたが、翌年に仮堂を建立し、平成11年には新本堂が落成いたしました。その後も山門や地蔵堂の建立、参道整備などを進め、平成18年には開創110周年を記念して御本尊と四大明王を新たに造立いたしました。現在も、毎日欠かさず護摩修行を厳修し、不動明王のご加護を願いながら、地域に根ざした祈りの道場として歩みを続けております。
所在地
〒040-0035 北海道函館市松風町15-17
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函館の地に根づく信仰のはじまり
成田山函館別院 函館寺は、明治16年に大本山成田山新勝寺の御本尊・大聖不動明王のご分霊を勧請し、明治29年に開創されました。以来、道南地域における不動明王信仰の拠点として多くの方に親しまれ、日々のご祈願とご供養を大切にしてまいりました。
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火災と再建を乗り越えた歴史
昭和9年の函館大火により、本堂・庫裡などの伽藍がすべて焼失しましたが、翌年には仮堂を建立いたしました。その後、檀信徒の皆さまのご尽力により、平成11年に新本堂が落成いたしました。幾多の困難を乗り越え、地域に根ざした祈りの場として歩みを続けております。
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今に受け継がれる不動信仰の道場
平成18年には開創110周年を記念し、御本尊と四大明王を新たに造立いたしました。さらに、平成28年には護摩壇を新調し、祈りの場としての整備を進めております。現在も毎日欠かさず護摩修行を厳修し、不動明王のご加護を願い続けております。
これまでの歴史
- 明治16年(1883年)
- 大本山成田山新勝寺の御本尊「大聖不動明王」のご分霊を函館の地に勧請しました。この勧請が、函館寺の信仰の礎となりました。
- 明治29年(1896年)
- 函館寺が正式に開創され、「成田山函館寺(通称:成田山函館別院)」として信仰と祈りの場が築かれました。
- 昭和9年(1934年)
- 函館大火により本堂・客殿・庫裡など伽藍のすべてを焼失。未曽有の業火に見舞われ、寺院としての再建が急務となりました。
- 昭和10年(1935年)
- 焼失した本堂の代わりに仮堂を建立。檀信徒の支えにより、護摩修行と祈願を絶やすことなく継続しました。
- 平成8年(1996年)
- 開創百周年を迎え、新たな本堂の建立を発願。これにより、次世代へと続く信仰の基盤づくりが本格化しました。
- 平成11年(1999年)
- 新本堂が落成。併せて山門・地蔵堂の建立、参道整備、玉石垣の設置などを進め、境内全体の整備を実施しました。
- 平成18年(2006年)
- 開創110周年記念事業として、新本堂へ御本尊の大聖不動明王と四大明王像を奉安。祈りの場としての荘厳さを高めました。
- 平成28年(2016年)
- 檀信徒のご厚志により、開創120周年記念事業として本堂内の護摩壇を新調。より厳粛な修法環境が整えられました。